ときめき☆道楽(文月)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2011年04月

最近、無性に眠いです。

原因その1、春だから?
その2、異動で新しい仕事を覚えるのに疲れた?
その3、震災以降の疲労が蓄積?

2でしょうか。
新しいことを覚えるのって疲れますね。

でも、この異動によって、
一人、職場にイケズな人がいるのですが、
その人から離れられたのは
よかったです。

私は、今は組織で働いているので
組織で体験できることは
できるだけ体験したいと思っていて、
少々の理不尽なことも
「へー、こんな状況ではこう思うものなんだ」と
新大陸発見!の心境ですが、
人間なので、愚痴りたいときもあります。

そんなとき、つい夫に言ってしまうと、
あら大変。

私「ねー、聞いてよ。
職場に嫌な人がいるんだけど••••」

夫「何?無視するって?
そんなの大した奴じゃないよ。

その人、仕事上どうしても
つき合わないといけないの?

え?元仲よしの一人?
別にみんな仲よくしなくていいじゃない。」

私「でもねー、私だけよ。
これってどうなのよ。」

夫「そんなので悩んでいるなんて
文月はいいね。

俺の職場にもいるよ、そういうの。
俺の意見にだけ猛反対するのとか。

みんな仲よくなんてあり得ないよ。
仕事だけの関係なんでしょ。
だったら気にすることないじゃない。」

夫の話はまだまだ続きます。

仕事上の嫌な人物のかわし方、
心の持ち方、諦め方等々••••

男性は、問題解決脳なので答えを出したいのと、
仕事について女性よりいろんなことを考えているので、
「待ってました!」と言わんばかりに
出てくる出てくる。

私は口では「そうね。」と言いますが
心の中は「しまった!夫に言うんじゃなかった。」です。

その数日後、友人にも同様に愚痴ると、


「あの子の態度、嫌だよねー、
みんな思っているよ。」

と言ってもらうだけですっきりなのでした。

4月ですね、新年度の始まりです。

私も異動があって、
新しい仕事を覚えるのに必死です。

本当は、福島原発やら
日本のエネルギー政策やら
全人類的に考えないといけないことが
たくさんあるのに、
目の前の仕事に忙殺されて
一日が終わっていくのが
人間の悲しいところでもあり
救いなのかもしれません・・・

今度一緒に仕事をすることになった女性は
私より10歳ぐらい上で、
「見える」人なんです。

以前も、
「去年、義父が亡くなったんだけど、
東京の人らしく、
7月のお盆に帰ってきたのよー」と
言っていたっけ。

今回も、「まだ胸騒ぎがするから、
ペンライトとか、震災セットを
通勤カバンに入れているの」
とか、

「地震があると、
大体震源地がわかるのよ」と
全く見えない凡人には
「へえええ??」という
話をしてくれました。

「見えない方がいいのよー」と
その方はおっしゃいますが、
ちょっと羨ましい気もします。
いざというとき、サバイバルできそうですから。

4月1日のぼうちゃんさんの
コラム「外れて欲しい」で紹介されていた
ブログを見ましたが、
「ここまでリアルに書くのなら、日付を教えて!」と
思いました。

「4月は危ないって書いてありましたから」と
仕事を休むわけにもいかないし、
結局、心の準備以外
何もできませんね。

私は霊感と第六感とか
あちらの世界を否定しませんし
むしろ肯定的ですが、
それを発信する人が
どんな人物かは
きちんとみきわめるようにしています。
プロフィール、もう少し書いてほしかったな。

自分の中に、「ご託宣」を待って
毎日このブログをチェックしようかなと思う
弱い自分がいるのも確かですが、
何かに依存すれば大丈夫、
というのは危ないことです。

そうそう、以前コラムに書いた
(3月24日新しい命のともしびが)
同僚の赤ちゃん、
無事元気な男の子が
生まれました。

この赤ちゃんのことを
「混乱した世の中にチャレンジしようとする
勇気ある魂なのでしょう。」と
書きましたが、
現在、大人である私たちも、
同じ時代を生きているわけですから
苦難に立ち向かう
覚悟を持って生まれてきていると
言えますね。

そう思うと、何が起こっても
大丈夫な気がします。

毎朝、被災地や原発内で
頑張っている人の一日の安寧を祈りつつ
私は、せめて周囲の人に笑顔で接しようと
改めて思うのです。

「大河らしくなーい!」とか
「マンガみたいな演出!」とか
文句言いつつ、まだ江を見ています。

周りには「もう見なくなった」という人
結構いますけど。

最近は、主人公の江より
茶々を演じる宮沢りえさん目当てで
見ています。

漫画「ガラスの仮面」の主人公
北島マヤは演劇の天才で、
テレビ画面の隅っこにいても
見る人はついマヤに
目が行ってしまうのですが、
江における宮沢りえさんは
まさにそんな感じ。

過酷な状況になればなるほど
光るのはどうしてでしょう。

アップは仕方ないですが、
同じ画面に二人がいると、
私は茶々に目が行ってしまいます。

茶々、初、江の3姉妹は
母と別れ、
母を死に追いやった秀吉に引き取られます。
それが先週まで。

今週は、秀吉は姫たちの歓心を買おうと
着物やごちそうで釣りますが
茶々だけは頑として受けつけません。

初は現実的な性格なんでしょうか、当初、
もらえるものはもらっちゃう気でしたが、
姉の手前、そうもいかず。

江は、秀吉の茶々に対する
下心を見抜いていたので、育ち盛りなのに、
ごちそうもお菓子も我慢です。
ハンガーストライキも3日目に突入します。

「私は、秀吉を殺したいのです。」
そんな茶々に、千宗易が言います。

「相手と同じ土俵に立っていては
勝ち目はない。

相手を飲み込むぐらい大きく、
太くならなければ。」

茶々の目からは大粒の涙が。
そして食べ物を口にするのです。

何かを乗り越えようとする、
決意の涙でした。

りえちゃん、いいわー。
先週、今週と主役です。
顔で笑って心で泣いての
日本人な演技ができる女優さんです。

ハーフだったのに、どうしてでしょう。
(ハーフも今や過去形になった感じ。)

江も頑張ってほしいのですが、
コミカルなところばかり目立って、
これは人生経験の差かなあと、
りえちゃんの波瀾万丈な20代、
りえちゃんをりえちゃんたらしめた
あんなことやこんなことに
思いをはせるのでした。

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