ときめき☆道楽(文月)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2014年04月

もうすぐ舞台の本番です。
チラシもでき上がり、友人関係に配っています。

「すごいねー。で、幾らかかるの?」

演目よりも、キャリアよりも、
気になるのはやはりお値段でしょう。

幾らかっていうと、
ずばり、、、
夫に言えないぐらいですよ。

いえね、私の働いたお金でまかなっているので
家計から出しているとか
夫の口座から持ち出しとかじゃありません。

別に内緒にすることないんですよ、本来。
でもね〜、これがね〜、
「趣味の世界」を超えた金額であるわけですよ。

趣味に幾らお金をかけるか
人によって違うと思うのですが、
少なくとも私や夫の基準を超えていますよ。

いきなり聞くと、さすがにショックですよ。
「そんなにお金がかかること、やめてしまえ」と
なってしまったら、困るのは私。
夫に言っているのは、本来額の3分の2ほどです。

最初先生から提示された金額、
先生はああおっしゃったけれど
多めに見てこのぐらい?と自分で見積もった額、
それよりも飛び抜けてしまいましたね。

「最初と話が違うじゃない」
一緒に舞台に立つ友人も嘆いていますよ。

金額だけを問題にするなら、
趣味にお金をかける人なら、
使っているんじゃないかな。

ただ、自分でその物の価値を認めて
納得してお財布を開くのと、
先生から突然言われて
吐き出さされるのとでは、
苦痛の感じ方がまるで違うのです。

習慣として、舞台のお値段は「言い値」なんです。
世間ではお金を払う方が偉いのに、
先生が値決めして、先生の権威でもって
「出してくれなきゃ困る」みたいに
強気に振る舞うのが、不思議でなりません。

「先生、後の参考にしたいので、
ざっくりでいいので明細をください。」と言ったら
すごく気分を害され、出せないと言われました。

ここまで読んでくれて、
何だはっきり金額、書いていないじゃないかと
思われた方、期待に応えられず済みません。

舞台が終わったら書くと思います。
今は自分でも公表する気がしないし、
まだ細々かかると思いますので。

 

浅草に行ってきました。

長年東京に住んでいる私でも、
浅草に来ると
「観光地に来たなあ」という気になります。

渋谷も新宿も銀座も、
観光地といえば観光地ですが、
これらの町は、ショッピング、食事、娯楽と
生活の中にとけ込んでいます。

これに対して浅草は、
外国人とお上りさんだけを相手に
商売すると決めているようで、
サラリーマンの退勤時間には店じまいし、
基本、週末にしか出かけられない町。
こんなので大丈夫だろうかと
心配になってしまいます。

さて、そんな商売っ気のない浅草ですが、
踊り用の小物、傘とか手ぬぐいを買うために
最近、ちょくちょく通っています。

そうすると、、、

時のとまった町だと思っていた浅草が、
宝の山に見えてきちゃったんですねえ〜。

仲店通りの外人相手の小物を売ってそうな
フツーのお土産屋さんにも
よく見ると踊り用の小道具があるんですが、
お店の人の詳しいこと!
こちらはわからないことが多いので、
大変心強いです。

踊り専門の小道具のお店になると、さすが、
「〜を踊ります」と言うと、
踊り経験者ですぐ話が通じるし、
アドバイスもありがたい。

「A店よりB店の方が安かったよ」
友人の情報も得て、ただいま2軒だけ
知っている店ができました。

観光客から少し脱すると、
もっともっと浅草を知りたいと
思うのでした。

でも、和装も日舞も、人口は
これからもふえないだろうし、
大丈夫かなあと
やっぱり心配になるのでした。







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